GoogleChromeCanary
Google Chrome を知っている・利用している人は、Google Chrome Canaryと聞いて、疑問を持つ方も多いのではないと思いますか。
Chrome Canaryとは何か、Chromeとの違いやダウンロード方法をまとめてみました。
GoogleChromeの開発版
Canaryは簡単にいうと、Chromeの開発版です。
Canaryは「キャナリー」と読み、鳥のカナリヤが由来となっています。Canaryのロゴはカナリヤの色でもある、黄色であることがチェック可能です。ちなみにカナリヤは、毒ガスを検知可能な鳥で、サリンの有効性にも利用されていた過去があるそうです。
Google Chromeとは、開発者や今後導入予定の新機能に興味がある人向けに設計された、いわば試験運用版です。なのでに、バグが多く存在します。一般の利用者がカナリヤになり、毒ガス(ここでいう、バグ)を見つけることが、このCanaryの目的です。
単純に開発者向けとは言っても、Chromeとデザインや機能配置などの操作性については大きく変わらないので、同様な感覚でWEBブラウザとして導入することが出来ます。
開発版やChromeとの併用が可能なのはCanaryだけ
上でもお話ししましたが、Canaryはバグを見つけて直すのが目的なので、バグが多く存在します。なのでに、バグの影響で画像が不鮮明になっていることや、動作が不安定になっていることを覚悟する必要はあります。しかし、Google ChromeとCanaryは、別にダウンロード可能です。要するに、ChromeとCanaryの併用が可能です。
Canaryを利用しているときに、エラーや強制終了、クラッシュが多いと呼ばれていますが、これも開発側の一種の検証です。あくまでも、Canaryが不安定な状態になっているだけで、パソコンには一切ダメージは与えられないので安心してください。
なので、エラーが発生して作業が行なえなくなった場合には、Chromeに切り替えると言う選択肢が出来ます。
GoogleChromeは4種類ある
実は、Chromeにはリリースの段階に合わせて4種類あることをご存知と思いますか。
Chrome 安定版:一般公開されている、一般のユーザーが利用しているブラウザ
Chrome ベータ版:リリース前のリビジョンを更新 更新頻度:毎月
Chrome 開発版:開発者向けブラウザ 更新頻度:毎週
Chrome Canary :追加機能を即日反映 更新頻度:ほぼ毎日
普段利用しているChromeは、安定版と呼ばれているものです。
リリースの段階は下から順に、Canaryで問題がなければ開発版で反映され、開発版で問題がなければベータ版で反映され、ベータ版で問題なければようやく安定版で反映されます。すなわち、Canaryで実装された機能がChrome安定版でお披露目されるのは、なんと数ヶ月後です。
要するに、Canaryは一足早く未来を体験可能な素晴らしいブラウザになっています。
GoogleCanaryの特徴3つ
Chrome Canaryとは、安定版としてリリースされる前の開発版であり、更新頻度がほぼ毎日ということが分かりました。
そこで、更新頻度が高いからこそ、安定版と比較してどのような違いがあるのかを説明します。
特徴1、新機能が使える
更新頻度が高いCanaryならではの、第一のメリットとして、安定版に実装される前の新しい機能をやってみることがあります。以前の機能の1つに、Googleアカウントを用いた、複数の異なる端末の情報の共有機能の追加がありました。
また、アイコンやデザインの変更や、よく利用されている機能の設定項目の配置換えといったレイアウトの変更を、2バージョンも早く体験することが可能なのです。
特徴2、安定版ではない
正式なリリース前なので、エラーや強制終了といった不具合が多いことが挙げられています。とはいえ、Canaryの目的は、「一般ユーザーが色々な動作をさせたとき、どんなときにエラーが発生するか」「どのような動作をさせると、エラーが発生するのか」を検証することです。
ちなみにエラーが発生したとしても、Canaryのソフトの問題であり、パソコン側には何もダメージは与えられません。目的を理解して使うと、気になりにくくなるかもしれません。
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GoogleCanaryとGoogleChromeの違い
Canaryとは、Google Chromeの開発版であることが分かりました。
では、具体的には何が異なるのと思いますか。ここでは安定版と比較して、違いを解説します。
更新頻度が異なる
Chromeでは、ダウンロードをし、ダウンロード後、初期設定で自動設定が有効になっています。なので、ユーザーが意識しなくても常に最新版を使用することが可能なことが特徴です。
最新版をダウンロードすることで、以下のことが出来ます。
新機能の追加
ウイルス混入を防ぎ、端末のセキュリティ性を維持
Chromeの安定版の更新頻度は、ほぼ6週間に1回のペースです。一方で、Canaryの更新頻度は、ほぼ毎日のペースで行なわれています。この更新頻度の違いによって、Canaryは、ほぼ毎日のペースで更新が行なわれているので、新機能やレイアウトに一足早くさわることが可能なことが、特徴の一つです。
GoogleChromeは安定版
一般的にソフトをリリースするのでには、予期せぬエラーや、強制終了といった不具合が発生しないように、対策をしなければなりません。なのでには、バグをチェックする必要があります。
Canaryが更新頻度が多い理由の一つは、安定版のリリース前だからです。リリース前とは、要するに販売前なのでまだバグのチェックをしていません。更新頻度を多く設定することで、開発者及び一般ユーザーが、バグを見つけやすくし、報告可能な環境を作っています。
要するに、Canaryでバグを発見・修正し、開発版を経て、一般ユーザー向けにChromeの安定版がリリースされているのです。
GoogleCanaryのダウンロード方法
ここでは、Canaryのダウンロード方法をご解説します。
ダウンロードをするときの特徴として、iOS搭載のiPhoneとiPadはダウンロード出来ません。しかし、iPhoneと同じApple社のMac、Windows、Android OS のスマホは、ダウンロードが可能になっています。
パソコンでダウンロード
Chrome Canary のダウンロードはとても簡単です。Windowsの場合、64ビット版、32ビット版の、
どっちのバージョンを利用しているのかもチェックしましょう。
①パソコンのMac、Windows問わずにCanaryの公式ダウンロードページにジャンプします。
Chrome Canary のデベロッパー向け機能 - Google Chrome
毎日更新されるデベロッパー向けビルド
② 画面中央の「Chrome Canaryをダウンロード」を押します。
③ 自動的にダウンロードが開始されます。
パソコンのダウンロード方法
まとめ
もしChromeが起動しない、あるいはアイコンがなくなってしまうなどの不具合が起きてしまったときに役立つのが、Google Canaryです。Canaryは、Chromeと併用で使用可能であるという特徴があります。Chrome拡張も、大半問題なくCanaryで使うことが可能です。
不具合は、突然発生するものです。
何かあったときのために、Canaryをダウンロードしておいても良いと思います。
ここでは、Google ChromeとGoogle Canaryを比較したときの違いや、ダウンロード、ダウンロード方法を説明しました。
開発版だからこそ、Google Canaryは不安定ではありますが、一足早く未来の機能にさわることができ、Google Canaryの表示速度が早いことが利点です。
Google ChromeとGoogle Canaryは併用して使用可能です。ぜひ、興味ある人はダウンロードして、利用してみて下さい。