スタートアップに登録しているプログラムを遅延起動
Windowsのパソコンで、スタートアップに登録しているプログラムを遅延起動させたいと思ったことはありませんか?スタートアップに登録されているプログラムはWindowsの起動時に一斉に起動するので、起動速度が遅くなる要因となります。そこでプログラムを遅延起動させて順番に起動するようにずらすことで、起動速度の向上やすぐに起動したいプログラムを先に起動するように設定可能です。
スタートアップに登録しているプログラムを遅延起動させる方法
バッチファイルを作成する方法
スタートアップに登録しているプログラムを遅延起動させるためのバッチファイルを作って、バッチファイルをスタートアップに登録することで遅延起動させることが可能ですよ。下記コマンドをテキストエディタに記入して、実行プログラムを指定してからファイル名の末尾に「、bat」と記入してファイルを保存しましょう。
@echo off
:遅延起動バッチファイルecho 遅延起動開始
:10秒遅延
timeout 10:プログラム実行(カレントディレクトリの指定なし)
start "" "C:\windows\system32\notepad.exe":プログラム実行(カレントディレクトリの指定あり)
- start "" /D "D
- \program" "C:\windows\system32\notepad.exe"
作成したバッチファイルを右押して「ショートカットの作成」からショートカットアイコンを作成します。これをコピーします。
エクスプローラーのアドレスバーに「%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup」と記入してEnterキーを押し、スタートアップフォルダを開きましょう。
スタートアップフォルダに上でのショートカットアイコンをペーストて、元々のスタートアッププログラムのショートカットは消去します。これでプログラムを遅延起動させることが可能です。
Glary Utilitiesを使用する方法
Windowsのユーティリティーツール「Glary Utilities(無料版)」を導入することで、簡単に遅延起動設定を行うことが可能ですよ。下記リンク先の公式サイトにアクセスしたら、「Download Now」を押してインストーラーをダウンロードしましょう。
ダウンロードしたインストーラーを起動したら、初期設定のままインストールを進めて問題ありません。インストールが終了したら、Glary Utilitiesが起動します。
Glary Utilities - Free System Utilities to Clean Registry, Fix PC Errors, Protect Privacy | Glarysoft
Glary Utilitiesは言語がフランス語なので、最初に日本語化を行います。ウィンドウ右上の「Menu」を押して開き、「Reglages」を押しましょう。
最初に表示される項目一覧の「Langue」のプルダウンメニューから日本語を選びて、「OK」を押しましょう。これで日本語化されます。
ウィンドウ下部の「スタートアップの管理」をクリックするとスタートアッププログラムの一覧が表示されます。遅延起動したいプログラムを右押して「起動を遅らせる」から秒数を指定しましょう。「30秒」から30秒刻みで「270秒」まで指定可能です。「もっと」をクリックすると任意の時間を指定することが可能です。