PicsArtとは
PicsArtでの加工のやり方の解説をする前に、PictsArtとはどんなアプリかなどについて簡単に書いていきます。
PicsArtはAppStoreやGoogle Playストアで配信されているアプリケーションです。
公式のHPはありませんが、公式のTwitterページはあります。
画像加工ができるアプリ
PicsArtは、カンタンに画像の加工が可能なアプリです。
最近はSNSなどに写真を上げるときにおしゃれに加工したり、個人情報を隠したりなどという目的などで画像加工可能なアプリは流行りともいえるのではないでしょうか。
特に画像をおしゃれに加工可能なこと自体流行りになっている部分もあるようです。
撮った写真にフィルターをかけてエフェクトをつけたりして加工することも人気なのか、よく見かけます。
そんな画像の加工が可能なアプリの一つがPictsArtというアプリです。
ジャンルのエフェクトが多数あり種類が圧倒的に多い
まず主な特徴として、色々なジャンルのエフェクトがあり、その種類がほかの画像加工アプリに比べて圧倒的に沢山あるということです。
一般的に明るさを調整したり、色味を調整したりを簡単にできるというアプリが多いですが、PicsArtはそれこそ写真を手ぶれしたように加工したり、全体的に手書き風な感じのフィルターをかけたりと、おしゃれにするやり方は様々です。
紙に印刷したようなフィルターをかけることも可能です、ぐるぐるとした感じのフィルターをかけることもできます。
白黒写真をカラーにしたような感じにすることもできます。
写真加工、編集、コラージュが可能
上でもPicsArtでは写真の加工を行うことが可能と書きましたが、それにはコラージュなども含まれます。
コラージュというとわかりにくい人も多いかもしれませんので分かりやすく言いますと、写真と写真(イラストとイラストでももちろん可)を好きなように組み合わせて貼り付け、一つの画像にするものを言います。
例を挙げると、下のような画像です。
もちろん、PicsArtではこれ以外の加工(好きなように配置させること)も可能です。
PicsArtのダウンロード、インストールの手順
では、PicsArtのダウンロード、インストールの手順を書いていきます。
iPhone端末とAndroid端末とで項目は分けていますが、いずれもPicsArtのインストールの手順としてはほとんど同じです。
Android
Androidの場合、下のリンクからPicsArtをインストール、ダウンロードしてください。
Picsart Photo Editor: Pic, Video & Collage Maker - Apps on Google Play
インストール後はアカウント登録が必要
なお、以前はアカウント登録なしで使用可能でしたが、新しくインストール、ダウンロードした場合、使用するにはアカウント登録が必要です。
アカウント登録必須になる前から使用している人は登録なしで引き続き使用可能ですが、再インストールするとアカウント登録が必要になるので気を付けてください。
アプリを立ち上げると、アカウント登録の画面に切り替わります。
すでにアカウントをもっている人は「サインイン」すればOKですが、持っていない人向けに簡単にですが登録方法の書いていきます。
まず、「メールアドレスを入力してください」という部分にメールアドレスを記入します。
ほかのSNS(FacebookやLINE)と連携するユーザーはそこから各アカウントへログインしてください。
ここではメールアドレスでPicsArtへの新規登録方法を解説します。
メールアドレスの記入が完了したら、「NEXT」を押して次へ進みます。
次にパスワードを記入してください。最低でも6文字は必要です。
パスワードの入力が終わったら「NEXT」を押します。
最後にPicsArtで使用するユーザー名を記入します。
メールアドレスから自動的に記入されたIDが最初記入されていますが、それ以外のものに変えることもOKです。
なお、ほかの人と重複しているIDを設定することはできませんので、その点は気を付けてください。
PicsArtのユーザー名の記入が完了したら、「COMPLETE」を押してPicsArtへの登録完了させましょう。
なお、PicsArtへの登録終了後に「PictsArt GOLD」というものに登録するかどうかの画面に変わりますが、これは有料会員として使用していくかどうかの選択画面になります。
PicsArtを無料のまま使用したいときは、右上の×ボタンを押して画面を閉じましょう。
なお、PicsArtを無料のまま使用しているとき、所々で広告が出てきますし、PicsArtの有料会員へ登録しないかどうかという催促も出てきますので、そのご注意ください。
PicsArtの使い方「手書き加工」
PictsArtの使い方を書いていきます。
まずはPicsArtで行う手書き加工の使い方です。
手書き加工の手順
PicsArtでの手書き加工の手順ですが、まず加工したい写真や画像、イラストを選びます。
PicsArtで手書き加工する場合、まず、PicsArtのトップ画面の中央下にある「+」マークを押してください。
そのうち、下の方にスワイプして「ペイント」のうち「キャンバスを選択」を押します。
「写真にお絵かき」を押してください。
この状態だと画像を探すのもめんどうなので、「すべての写真」の横にある下向き矢印を押します。
「ギャラリー」を選んだのち、加工したい画像を選びましょう。
特にこだわりがなければ画面サイズの設定はそのままで構いません。
右上のレ点を押して完了させてください。
まず、イラスト風の部分にしたいところに白くて太い線を描くことにしましょう。
画面右下にあるレイヤ―ボタンを押しましょう。
新規レイヤーが増えているはずですが、追加されていない場合は「+」でレイヤーを追加してください。
なお、現在選んでいるレイヤーは灰色で表示されています。
レイヤーメニューはもう1回レイヤーボタンを押すことで閉じられます。
次に、新しいレイヤーに、イラストとなる部分の線を書き込みましょう。
ブラシを選んでください。
ブラシの種類はそのままで、サイズを最大値まで上げましょう。
(場合によっては大きすぎることもあるため、ご自分で調整してください。)
完了後、「セット」を押して設定を終了させます。
線の色は左下の部分からできます。
ご自分の好みの色でOKですが、写真や画像の色味によって調整してください。
今回は白を選びます。
色の設定が完了したら右上のレ点を押してください。
イラスト風にしたい部分に線を描いてみましょう。
描き終わったら、そのレイヤーの不透明度を下げましょう。
目安としては50%~65%ほどが分かりやすいですが、画像によってはそれでも見えにくいときがありますのでご自分のやりやすい透明度に変えてください。
次に、イラスト加工したいところを黒線で縁どります。
ペンのサイズは適当に調整してください。
その次に、レイヤーを新規で追加しましょう。
レイヤーメニューを出します。
空のレイヤーを追加してください。
追加したレイヤーを利用して、ブラシを使い、黒い線で縁どっていきましょう。
そのままのサイズだとやりにくいというときは、2本の指でピンチアウトすると画像のズームが可能でので、描きやすくなります。
次に、先ほど黒で囲んだ中の部分にあるもの輪郭を、細いブラシでなぞっていく作業になります。
まず、再びレイヤーを追加しましょう。
大体の輪郭になりますが、細部までこだわりたい人は頑張ってください。
一般的に一本の線を一回で書ききった方が感じよくなります。
あとはイラスト部分に色づけをしていきましょう。
レイヤーを追加してください。
そして、そのレイヤーを、黒い線の下側に来るよう移動します。
追加したレイヤーを押したまま、移動したい位置まで移動させてください。
あとは地道に塗り絵を行いましょう。
根気の勝負です。
いくつかの色を使用する場合は、適宜レイヤーを追加して色塗りをしていくとやりやすいです。
かなり雑ですが結果としては下の感じと思っていただいて構いません。
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PicsArtの使い方「おしゃれな加工」
さて、ここからは流行りといってもいいおしゃれな加工の仕方です。
PicsArtではフィルターを使用したぐるぐるやらざらざらやらカメラ風やら、といったものもできます。
先ほどの手書き加工よりは時間はかからないと思いますが、その感覚は人それぞれですので深く追及はしないこととしましょう。
ピンクフィルターのかけ方
ピンクフィルターというのは、画像を薄いピンクがかった風にする加工のことです。
これは先ほど使用した「ペイント」を使用します。
PicsArtでピンクフィルターをかけたい画像を「ペイント」の「キャンバスを選択」→「写真にお絵かき」で画像を選び、ペイントツールを出しましょう。
既に追加されている新規レイヤー(追加されていないときは手動で追加してください)を選らんで、バケツマークを押しましょう。
色の選択画面が表出てきますので、色相環でピンク色に調整します。
右上のレ点を押しましょう。
そのレイヤーがピンク色に塗りつぶされます。
不透明度を調整して、下のレイヤーが透けるように調整してみてください。
なお、色味の調整や透過度については個人の裁量で調整してください。
アナログ感が出る「ざらざら加工」の方法
アナログっぽく加工できるざらざら加工は「ペイント」とは違う部分での加工になります。
見た目ざらざらとした感覚になるフィルターがかかる分、アナログに見えるという感じになります。
画像選択ページで「すべての写真」から加工したい写真を選択してください。
「エフェクト」を選びます。
「アーティスティック」を選びましょう。
そのうち「うごき」という部分を2回押します。
そのうち、調整するのは下の3つです。
①距離(ゼロ設定してください)
②ノイズ(好みの強さに調整してください)
③フェード(ノイズの強さに合わせて調整をしてください)
調整すると、下みたいな感じに加工されます。
なんともざらざらした感じに見えます。
このざらざらは主に「ノイズ」の部分に当たりますので、あまりにざらざら感がしつこいようであればノイズを弱めてください。
なお、このざらざら加工にアートレイヤーという機能でネオンなどを重ね掛けすることにより、より流行りでおしゃれな加工にすることもできます。
流行りの加工「カメラ風加工」の方法
流行りの「カメラ風加工」とは名前の通り「カメラで撮っているかのような加工をすること」です。
カメラ風加工はペイントを使用して行います。
カメラ風加工の場合、一般的なブラシなどの利用法は手書き加工と大体同じですので、その説明は割愛しますが、下のような感じに加工できると面白いです。
なお、これは白く塗りつぶしたレイヤーの透過度を下げて、その上にカメラ風の枠のようなものを書き込んだ形になります。
カメラ風の加工自体は個々人で違うと思いますので、ぜひ自分なりのカメラ風加工を見つけてもらえれば幸いです。
からだの周りをぐるっと「ぐるぐる加工」の方法
「ぐるぐる加工」というのは、体の周囲を線がぐるっと回っているように見えるように加工するものになります。
こちらは「ステッカー」というものを使用します。
「spiral」で検索し、使用したいぐるぐるステッカーを選びましょう。
ステッカーの位置や透過度などを調整します。
画面上にある消しゴムマークで、ぐるぐるを1個飛びに残して消していきます。
このような感じになればOKです。
透けてるハートスタンプをつけるには
透けてるハートスタンプもぐるぐる加工の応用に近いです。
こちらはステッカーではなく文字を使用します。
色や透過度を選んで、加工が完了したら右上のレ点を押して完了です。
PicsArtの各機能の効果・使い方解説
さて、ここからはPicsArtにある各機能の効果や使用方法を書いていきます。
ここで解説しているのは「ツール」の部分から使用できるものです。
切り抜き
切り抜きは名前の通り画像の切り抜きを行うものです。
余分な部分以外を切り抜くときに使用します。
自由切り抜き
自由切り抜きというのは、上の切り抜きよりも自由な形で切り抜くことができます。
フリーハンドで範囲を選択できます。
使用方法としては、ブラシで切り抜きたい部分を塗りつぶし、選択範囲を確定することになります。
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図形クロップ
図形クロップは好きな図形の形に切り抜くことが可能な機能です。
ハートマークや四角、星型など色々な形があります。
分散
分散は、選んだ部分を分散させるような感じで加工することです。
分散させたい範囲をブラシで選択し、確定してその加工を完了させる、という感じになります。
分散の度合いも調整できます。
コピースタンプ
コピースタンプは写真のいらない部分を消すときに使える機能です。
まず、コピーする箇所を押します。
次にブラシでその色を乗せたい場所をこすってみてください。
左下の部分が消えました。こんな感じで写真の加工を行いたい場合などに使えます。
ストレッチ
現在は「ゆがみ」という名前になっています。
ワープ、渦巻きなど様々なゆがみかたが選択可能ですので、加工したい状況に合わせて選んでみてください。
うごき
動きは、まるでその静止画が動いているように錯覚するような加工を行うことが可能です。
動きを出したいエリアを選びましょう。
次に動かしたい方向にその範囲を動かしてみてください。
それでうごきの加工処理は完了します。
選択
選択は、その選択した範囲のみ加工したい場合に使用します。
その範囲外は加工できないようになりますので、はみ出ないように加工したいときには重宝します。
エンハンス
エンハンスは画像の彩度を調整するツールといった方が分かりやすいかと思います。
少し普通の写真とは違う加工を行いたい場合(例えば上記のような感じ)にも使用できます。
遠近感
遠近感では、遠近感を出して撮影したような写真などにすることができるツールです。
平面っぽい画像も、これを使用すればますでその方向から撮影したような写真に様変わりします。
リサイズ
こちらは普通の加工ソフトにたいてい入っているものです。
画像のサイズを変更可能なツールです。
反転・回転
こちらもリサイズと同じく、大体の加工ソフトに入っている機能です。
反転させたりくるりと回転させたりと、ある意味定番ともいえる機能です。
PicsArtには、ここで紹介した以外にも多くの便利な使用法があります。
ぜひダウンロードして、いろいろな画像を加工してみてください。