財布入らずでお買い物ができて便利なスマホ決済アプリ。
キャッシュレス生活を始めて、現金を持たなくなったという人も多いのではないでしょうか。
そんな便利なスマホ決済アプリなのですが、突然システム障害などが起きて使用できなくなる時があります。
決済手段がいきなり使えなくなると非常に困ります。
スマホ決済が使用できない時の原因、対処法
まずは、スマホ決済アプリが突然使えなくなる原因について見ていきましょう。
システム障害が起きていることも多々あるのですが、それ以外の原因もありますし、ときによっては自分で解決できることもあります。
原因を特定して適切に対処できるようにしましょう。
・ネット環境に接続されていない
QRコード/バーコードを使って決済を行うタイプのスマホ決済アプリは、ネットに接続していないと使用することができません。
スマホのデータ通信やポケットWi-Fiとの接続状況をチェックして、ネットに接続してから使用してみるといいでしょう。
また、ときによってはネットのアクセスが集中することで、通信環境が悪くなっている可能性も考えられます。
このようなときには、ネットに接続できていても支払いができない可能性があるため、時間帯を変えて使用するなどしなければなりません。
・スマホアプリまたはスマホ端末の不具合
スマホアプリやスマホ端末の不具合で決済ができないということも考えられます。
アプリ側に不具合が起きているときには、アプリのバージョンが最新のものになっているかをチェックしてみましょう。
旧バージョンのままにしていると使えなくなることもあります。
最新の状態にアップデートして再びアプリを起動してみてください。
スマホ端末の不具合のときは、スマホの電源を一度落として、再起動してみるのがおススメです。
再起動すれば結構な割合で問題が解決することがあります。
・残高が足りていない
チャージ型のスマホ決済アプリのとき、残高不足で支払いができないということが多々起きます。
こちらに関しては、残高をチャージするだけで使えるようになるので、大きな問題にはならないでしょう。
お買い物をする前に残高をチェックする癖をつけるか、いちいちチャージしなくても済む「オートチャージ」機能を使うなどで対応できます。
・使用上減額を超えている
スマホ決済アプリには、1日または1ヶ月ごとの使用上減額が設定されていることが多いです。
また、クレジットカード決済タイプのアプリにおいても、カードの使用枠を超えると支払いができなくなるでしょう。
使用上減額を超えてしまうと、それが解除されるまで待つしかありません。
支払いで使うアプリを変えるか、決済に使用しているクレジットカードを変更するなどして対応してください。
・不正使用の疑いでロックされた
スマホ決済アプリを使用する上で怖いのが不正使用ですが、サービス側も不正使用対策としてのセキュリティを施しています。
不審な支払いや挙動をチェックした際に、アカウントをロックして使用者を守るといった対応をするときも考えられるでしょう。
こういったことでは、まず不正使用がないかどうかをチェックしてから、サポートセンターなどに問い合わせを行って、ロックを解除してもらいましょう。
・システム障害
スマホ決済アプリのサーバーがダウンしたり、システム上の不具合が生じたりして、アプリが一時的に使用できなくなることがあります。
特に、大型の還元キャンペーンなどが実施された際には、アプリにアクセスが集中して、サーバーがダウンしてしまう可能性が高くなります。
こういったシステム障害に対しては、使用者側で対処することができないため、アプリが復旧するのを待ってください。
ツイッターなどで同様の状態になっている使用者の投稿をチェックしたり、公式アカウントや公式サイト上の情報をチェックして復旧状況を見てみましょう。
スマホ決済アプリのシステム障害に対する備え
スマホ決済アプリは、いろいろな原因によって突然使えなくなることがあります。
お買い物をしようとした際に、スマホ決済アプリが使えないと慌ててしまうでしょう。
特に、本格的にキャッシュレス生活を始めて、財布を持たなくなったという人は何もできなくなってしまいます。
こういったときに備えて、スマホ決済アプリの他に「予備の決済手段」を持つようにしましょう。
クレジットカード・電子マネー・現金など、いろいろな決済手段がありますが、中でもおススメは現金です。
現金に関してはどのような場面でも使えるので、非常事態にもすぐに対応できます。
キャッシュレス生活をスタートしたという方も、万が一のときに備えて財布の中にカード類や現金を入れておきましょう。
スマホ決済アプリが揃って使えなくなることもある
「予備の決済手段を持つ」という対策を行うにあたって、複数のスマホ決済アプリを使用する方も多いかもしれません。
1つのアプリが使えなくなっても、他のアプリが使えれば対応できるのですが、それでも問題があります。
スマホ決済アプリでは、アプリごとにシステム障害が起きることもありますし、複数のアプリで同時に障害が起きることもあります。
2020年2月12日には、PayPay、LINE Pay、d払い、楽天ペイといったスマホ決済アプリが一部加盟店でコード決済できない障害が発生しました。
こういった事態が生じると、スマホ決済アプリだけでは何もできなくなってしまいます。
やはり万全の備えとして別タイプの決済手段を持つようにしてください。