LINEのアルバムに追加した写真は画質が落ちる
LINEアルバムに保存される写真は、送信時の通信容量やサーバの負担を抑えるために、サイズが自動で圧縮される仕組みです。
たとえば、オリジナルサイズ3、5MB（3500KB）の写真をアルバムにアップしたところ、10分の1以下の254KBまで圧縮されました（解像度は3024×4032から960×1280に）。その他、スマホで撮影した写真で何枚か試してみたところ、LINEアルバムに投稿された写真はオリジナル画質からおよそ10%前後にサイズダウンされるようでした。
LINEアルバムで共有された写真は、スマホの画面上で見る分にはさほど問題ありませんが、拡大すると画質の差が気になるパターンもあると思います。プリントしてフォトブックを作成したり、画質を落としたくない強い希望があるときには工夫が必要です。
具体的には、下記２種類の対処法があります。
ちょっと高画質でLINEアルバムにアップする設定
画質を落とさずオリジナルサイズでトーク送信
手順をそれぞれ以下で説明していきます。
LINEアルバムに「高画質」で写真を保存する設定
LINEアルバムに追加する写真の画質は、設定から変更することが可能です。
LINEの「ホーム」タブから設定ボタンを押し、写真と動画→送信する写真の画質と進みます。画質は「標準」と「高画質」のどっちかを選択可能です。
デフォルトでは「標準」になっていますが、どの程度異なるのと思いますか。下の2枚の写真は、いずれも同じ写真を「標準」と「高画質」でそれぞれアルバムに保存したものです（アルバムから再ダウンロードしてサイズを検証）。
写真のサイズは、オリジナルの元画像が6、2MB（6200KB）でしたが、「高画質」では1、9MB（1900KB）、「標準」では739KBに圧縮されていました。また写真の解像度は、元画像が4032×3024、「高画質」は2364×1774、「標準」は1478×1108でした。
LINEアルバムの上限は容量ではなく保存枚数とアルバム数によって決められているため、「高画質」で保存したからといって保存可能な枚数が減るわけではありません。
とはいえ「高画質」は「標準」に比較してアップロード時のデータ通信量の消費が多くなるので、Wi-Fiのない環境でたくさんの写真をアルバムに保存するときは「標準」に設定しておくほうが無難です。
LINEトークで写真をオリジナル画質で送る方法
LINEアルバムでは、写真を圧縮させずに元のままの画質でシェアすることは可能でせんが、トークで写真送信をするときに「ORIGINAL」オプションを有効にすれば、画質を落とさずに写真を共有可能です。
ただし、あまりに容量の大きい写真や動画、LINEで編集した写真は、オリジナル画質では送れません。写真を複数選ぶことも可能ですが、送信に時間と通信量がかかる点、五月雨式で何枚も送られてしまう点に気を付けてください。
写真をシェアしたい相手とのLINEトークルームで、メッセージ記入窓の横にある写真アイコンを押し、送る写真を選びます。
ORIGINALをオンにして送信ボタンをタップすれば、オリジナル解像度で写真が送られます。
