ディスククリーンアップで不要ファイルを削除する方法!【Windows10、pc、メリット、効果】

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ディスククリーンアップ

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みなさまは「ディスククリーンアップ」という言葉を聞いたことはありますか?ディスククリーンアップとは、古くはWindows98の時代からオペレーティングシステム(OS)に組み込まれているユーティリティソフトウェアのことです。

ディスククリーンアップは、パソコン内の不要ファイル(インターネット一時ファイルやごみ箱など)を抽出して、安全に消去する機能を提供しています。パソコンの中には重要なファイルも含まれているので、安易に自己判断で消去するのはとても危険なのです。

Windows98が発売されたのが1998年。ディスククリーンアップが利用され始めて既に20年以上経っています。Windowsにとってなくてはならない機能だからこそ、提供され続けているのと思います。

ハードディスク内の不要ファイルを消去する

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ディスククリーンアップで不要ファイルを消去する方法は簡単です。Windows10で「ディスククリーンアップ」を起動して、リストの中から消去する項目にチェックを入れ、OKボタンをクリックするだけ。

操作は簡単ですが、時間がかかることがあります。必要な操作はすべて終わらせてから行いましょう。

こちらは、マイクロソフト社のWindows10のディスククリーンアップに関するサポートページです。主に操作方法が記載されています。

ディスククリーンアップのWindows10での使用方法

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Windows10でのディスククリーンアップの使用方法をご説明します。初期設定では「ダウンロードされたプログラム ファイル」、「インターネット一時ファイル」、「縮小表示(サムネイル)」を消去するように選択されています。

そのほかにも「ダウンロードされたファイル」「OneDriveファイル」なども選びて消去可能です。ただ、ディスククリーンアップで消去すると復元することができません。

ご自身にとって本当に消していいものか、きちんとチェックしてから操作を行ってください。

ユーザーアカウントに関連付けられたファイルを対象にする方法

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「ユーザーアカウントに関連付けられたファイル」とは、Windows10にログインしたアカウントに紐づいているファイルのことです。

分かりやすい例は、インターネットからダウンロードしたファイルやインターネット一時ファイルなどです。これらのファイルは、Windows10にログインしているアカウント毎に保存されています。

それではWindows10のディスククリーンアップの使用方法をご説明します。

まず、Windows10のタスクバーからエクスプローラーのアイコンを押します。

エクスプローラーが表示されたら、ツリーの中から「パソコン」を押します。
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右側のリストの中から、ディスククリーンアップを行うドライブを押します。ドライブを押しないと、次の画面遷移で異なるメニューが表示されてしまいますので気を付けてください。
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リボンから「管理」を押し、「ディスククリーンアップ」を押します。
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ディスククリーンアップの画面が表示されたら、消していいものを押して選びます。
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「OK」を押します。
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チェックメッセージ画面が表示されたら、「ファイルの消去」を押します。

ユーザーアカウントに関連付けられたファイルのディスククリーンアップが始まります。処理が終了すると、自動的にエクスプローラー画面に戻ります。

パソコンのすべてのファイルを対象に行う方法

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「すべてのファイル」とは、Windows10のシステムファイルを含むすべてのファイルのことです。

こちらの操作を行うと、Windows10でユーザーアカウントに関連付けられたファイルを含めた、パソコン内の不要ファイルが消去可能です。それでは使用方法をご説明します。

Windows10のタスクバーからエクスプローラーのアイコンを押します。

右側のリストの中から、ディスククリーンアップを行うドライブを押します。ドライブを押しないと、次の画面遷移で異なるメニューが表示されてしまいますので気を付けてください。
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リボンから「管理」を押し、「ディスククリーンアップ」を押します。
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システムファイルのクリーンアップを押します。
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ディスククリーンアップの画面が表示されたら、消していいものを押して選びます。「OK」をクリックするとディスククリーンアップが実行されます。

「OK」を押します。
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「ファイルの消去」を押します。

システムファイルのディスククリーンアップが開始します。

ディスククリーンアップの効果

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ディスククリーンアップで不要ファイルを消去すると、Windows10にどのような効果があるのと思いますか?

不要ファイルは、例えるならWindows10にとって脂肪みたいなもの。太りすぎの人が脂肪を減らしてダイエットすることで健康になるように、ディスククリーンアップを利用して不要ファイルを消去すると、Windows10の動作が快適になる効果があります。


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空き容量が増える

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当たり前のことですが、ディスククリーンアップを行うと不要ファイルが消去され、Windows10の空き容量が増えるという効果があります。パソコンの容量には限りがありますので、ディスククリーンアップを利用して空き容量を確保しましょう。

パソコンの動作が早くなる

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不要ファイルが溜まると、Windows10が使える場所が減っていきます。ちょっとの量であれば問題ありませんが、不要ファイルが溜まりすぎるとWindows10が使うための空き容量が圧迫されてしまいます。

ディスククリーンアップで空き容量が確保されると、Windows10が使う空き容量が多くなってパソコンの動作が速くなるという効果があります。

作業効率が上がる

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Windows10の不要ファイルが消去されてパソコンの動作が速くなると、インターネットの見ることやオフィスソフト使用時の処理に掛かる時間が短縮されます。時間短縮が図れるため、おのずと作業効率が上がるという効果につながります。

ディスククリーンアップ以外の対処方法

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ディスククリーンアップ以外にも、Windows10の不要ファイルを消去したり、動作が重かったりするときの対処方法があります。興味がある人は、こちらの記事をご覧ください。

ディスククリーンアップを使うときの気を付ける点

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ディスククリーンアップを実行すると、消去可能な項目ごとに何MB(メガバイト)消去可能なかが表示されます。消去すればパソコンの空き容量が増えると思うと、すべて消去してしまいたくなります。

しかし、これからご説明するように、ディスククリーンアップ前の状態に戻せないことを考慮して、消していいものを把握しておくことが重要です。

実行前の状態に復元ができない

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Windows10で通常のファイル消去の操作と、ディスククリーンアップでファイルを消去した時の違いは元のファイルを復元可能なかどうかです。

通常、Windows10で消去したファイルはいったん「ゴミ箱」に入ります。ゴミ箱から完全に消去するまでは、消去したファイルは復元することが可能です。

しかし、Windows10のディスククリーンアップで消去したファイルはゴミ箱には入りませんので、実行前の状態に復元することは可能でせん。

消していいものを把握しておく

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前述の通り、Windows10ではディスククリーンアップ実行前の状態に戻すことは可能でせん。消していいものか、消していいものではないのか、きちんと把握してから実行することが大事です。

ゴミ箱の中は不要ファイルだけと思いますか?消していいものが残っていないと言い切れない時は、残しておきましょう。

また、「縮小表示(サムネイル)」も人によっては残しておく方が無難です。写真を一覧表示するときに、改めて縮小表示が作り直されるのでディスククリーンアップ前よりも時間が掛かってしまうことになってしまいます。

ディスククリーンアップに時間がかかる場合の対処法

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Windows10でディスククリーンアップを行った時に、時間が掛かり長時間終了しないことがあります。そのような場合は、DISMコマンドを使います。

DISMコマンドは、Windows10のシステムファイルの修復を行うためのツールのひとつです。DISMコマンドを使えば、エクスプローラーから行った場合に比べると早く終わる効果があります。

コマンドプロンプトを使う

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Windows10のタスクバーにある検索記入ボックスに「cmd」と記入します。
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コマンドプロンプト」と表示されている箇所で右押し、「管理者として実行」を押します。

この時に、「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と標示された場合は、「はい」を押してください。
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コマンドプロンプトで、以下のコマンドを記入します。

Dism.exe /online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup /ResetBase

途中で改行せずに1行に続けて記入してください。途中で改行キーを押すと、中途半端な状態で処理が実行されエラーになってしまいます。
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改行キーを押すと処理が開始します。
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処理が終了すると「操作は正常に終了しました。」と表示されます。