防災グッズが注目
令和元年東日本台風の経験から、店舗やインターネットサイトでは防災グッズが品切れ状態。スーパーでは、食料品の棚が空っぽになる光景もありました。「何か起こってからでは遅い」と、準備不足を痛感した方も多いでしょう。
2020年5月、台風1号が発生。今年も台風の季節が近づいてきました。大事な人の命を守るために、防災グッズを揃えておきましょう。
懐中電灯・LEDライトの選び方
いろいろな商品が発売されているので、「どの商品を選んだらいいのか、わからない」と悩んでいる方は多いでしょう。非常用の懐中電灯・LEDライトを選ぶときは、下記のポイントに注目してみてください。
種類
電源のタイプ
付属機能
それぞれの項目について、詳しく説明します。
ライトの種類
非常用の懐中電灯・LEDライトは、「明るければいい!」というわけではなく、使用目的にあったものを選ぶことが大事です。ライトは「手持ちタイプ」「ヘッドライト」「ランタンタイプ」の3種類が主流です。
それぞれの種類によって使い勝手が異なるので、まずは特徴を理解しておきましょう。
手持ちタイプは使い勝手が抜群
手持ちタイプの懐中電灯は使い勝手が抜群。持ちやすく軽量なので、子どもから高齢者まで簡単に使いこなせます。家の中を歩き回るときや、ピンポイントで照らしたいときに活用できます。しかし、片手がふさがるので、避難時には不便。あくまでも家庭用の灯りとしておススメです。
ヘッドライトは両手がフリーになる
ヘッドライトは、頭に装着するライトです。顔を動かした方向にライトが照らされるので、避難用や手元作業をするときに最適。両手がフリーになるので、動き回るときには便利です。ヘッドライトは、ピンポイントの照射に優れているので、広範囲を照らすことはできません。
また、ヘッドライトを購入するときは、固定力をチェックしておきましょう。頭に装着をしても、歩くたびにズレてしまえば意味がありません。逃げ遅れる原因にも繋がるので、商品詳細欄や商品レビューをチェックすることも大事です。
ランタンはルームライトとして活躍
ランタンは360°全方位照らせるライトです。停電が起こったときに、部屋の中心に置いておくと、部屋全体を明るくできます。本体上部にフックが付いていると、天井から吊せるので、いろいろな場所で活用できます。
手持ちの懐中電灯やヘッドライトよりも広範囲にライトを当てられることが魅力。しかし、ピンポイントで照らすことには適していないので、活用シーンが限られてしまいます。
非常用ランタンには、直線的なライトやスマートフォンが充電できる商品も登場。機能性が優れているほど高値になりますが、利便性を重視する方は多機能ランタンがおススメです。
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電源のタイプ
非常用の懐中電灯・LEDライトの電源は、「電池タイプ」「充電タイプ」「ソーラータイプ」「手巻きタイプ」が主流です。利便性やバッテリの寿命も異なるので、それぞれの特徴をふまえて選んでみてください。
電池は圧倒的な光量が魅力
懐中電灯は電池が主流。直線的かつまぶしいほどの光量を出せるので、非常用としては最適です。コンビニやスーパーでも販売しているので、入手しやすいことも魅力。
しかし、災害時には店舗を開いていないことが多く、準備していたとしても電池をたくさん持ち運ぶのはとても荷物になります。
充電タイプは日常的に使用できる
バッテリーが搭載されているライトは、キャンプや登山、バーベキューなど、日常的に使用できることが魅力。電池を必要としないので、長期的に考えて省コストで使用できます。
常にフル充電にしておけば、緊急時にも対応可能。再充電が必要になるので、あくまでも予備のライトとして検討しておきましょう。
ソーラータイプは電池切れの心配がない
ソーラータイプは、太陽光によって充電をするので、電池や電源の有無は関係ありません。
しかし、日光の当たる場所でしか充電ができないので、天気が崩れている日が続くと、とても不便。また、避難所など、共同スペースの中に置いていると、盗難のリスクも考えられます。
手巻きタイプは環境に囚われない
手巻きタイプは、ハンドルを回すと充電ができるライトです。電池や電源が不要なので、災害時には大活躍しますが、手で回すときの労力がかかります。子どもや高齢者にとっては扱いづらいと感じるでしょう。
手巻きタイプの中には、ソーラーや充電タイプが備わっている商品もあるので、複数の電源方式が搭載されているライトがおススメです。