iOS 13からキーボード上に「絵文字ボタン」
iPhoneで絵文字を記入するには、キーボードの種類を「絵文字」に切り替える必要があります。
iOS 12までは、キーボードの地球儀ボタンから絵文字キーボードに切り替える必要がありました。iOS 13より、iPhone X以降のモデルでキーボード上に絵文字ボタンiPhone 絵文字ボタン が追加されています。絵文字キーボードへのショートカットである絵文字ボタンを押すだけで、絵文字キーボードに切り替えられるようになったわけです。
LINEなどで文章を記入しているときに、ワンタップで絵文字キーボードを呼び出せるので、通常のキーボードと絵文字キーボードのスムーズな使い分けが可能です。最近の絵文字の使用シーン増加を反映した変更点と言えると思います。
しかしながら、普段の連絡で絵文字を使用しない人にとっては、キーボード切り替え時に誤タップを招く邪魔な存在でしかありません。
iPhoneのキーボードから絵文字ボタンを消す方法
絵文字ボタンを邪魔だと感じる人は、キーボードから絵文字ボタンを消してしまいましょう。絵文字ボタンの非表示は「設定」アプリからおこないます。
絵文字ボタンはキーボード設定の変更で非表示に可能
絵文字ボタンは、キーボードのリストに「絵文字」が入っていることによって出現します。iOS 13にアップデートすると自動的に絵文字がキーボードリストに追加されているので、これを「設定」アプリから消去してしまいましょう。
「設定」アプリの一般からキーボードを開きます。最上段にあるキーボード ○(○はリストに追加されているキーボード数)を選びてください。
現在、自分自身のiPhoneに追加されているキーボードの一覧が表示されます。右上の編集を押し、絵文字の欄の−から消去を選びてください。
なお、キーボードリストの絵文字を左にスワイプしても消去ボタンは出現します。
以上で絵文字のキーボードリストからの消去および絵文字ボタンの非表示は終了です。LINEなどの記入画面で絵文字ボタンが消えていることがチェック可能です。
絵文字ボタンが非表示になっている状態で絵文字を記入するには
キーボードから絵文字ボタンを消したはいいけれど、その状態で絵文字を記入したいときの対処法を以下に解説します。
そんなときは、記入欄に「えもじ」と打って変換してみましょう。すべての絵文字が表示されるわけではありませんが、比較的よく目にするような絵文字は候補に用意されています。
また、特定の絵文字が使いたい場合は、その絵文字が表している物の名前を記入すると変換可能です。
とはいえ、特定の絵文字が決まっている場合を除けば、「えもじ」で変換される種類は少なく十分とは言えません。気分に合わせて絵文字を使いたい人は、再度絵文字ボタンを復活させたほうがよいと思います。
絵文字ボタンは、「設定」アプリ→一般→キーボードで「絵文字」キーボードを再び追加すれば復活します。「絵文字」キーボードは「おススメキーボード」として上部に表示されるので、簡単に見つけられます。
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iPhoneのキーボードからマイクボタンを消す方法
絵文字ボタンとともにキーボード上での誤タップの原因である「マイクボタン」の消し方も解説します。
マイクボタンは、iPhone X以降のホームボタンがないiPhoneではキーボードの右下、iPhone 8以前のホームボタンがあるiPhoneでは地球儀ボタンの横に表示されています。iPhone 8以前の日本語キーボードの配置では、地球儀ボタンとマイクボタンが細くなり、かなりときどい位置にあるのが分かります。
マイクボタンからは声で文字記入をおこなう音声入力が可能です。手で文字を記入できなかったり、思いついたことをとっさにメモしたりする場合には便利ですが、家の外ではなかなか使いづらい機能です。
このマイクボタンを誤って押してしまうと、キーボードが消えて音声記入モードに変わります。再び通常のキーボードに戻すには、右下のキーボードボタンを押しなければなりません。
iPhone X以降では文章の改行時に、iPhone 8以前ではキーボード変更時に誤タップをしてしまった人も多いのではないと思いますか。
このような煩わしいマイクボタンも、「設定」アプリで音声入力をオフにするだけで非表示にすることが可能です。
音声入力をオフにするのはとても簡単。「設定」アプリの一般→キーボードを開き、「音声入力」のトグルスイッチをオフにするだけです。
これだけの設定で、キーボード使用時に意図せず音声入力が起動してしまうストレスから解放されるのです。