Amazonの不正・サクラレビューを見抜く
アマゾンで商品を購入する時、多くの人が、というかほぼ全ての人が間違いなく商品レビューを見てから、購入を決めているでしょう。
高評価が多ければ購入を決意し、低評価が多ければ購入を取りやめ、別の商品を探す方が多いと思います。
特には初めて購入するときは、商品説明とレビューを参考にするしか、その商品の良し悪しを判断することができません。
しかし、ここで問題になるのが不正・サクラレビュー。
高評価のほとんどが業者による不正・サクラレビューであり、レビューを参考にして良し悪しを判断するのが非常に難しくなっています。
少し前であれば、アマゾンの不正・サクラレビューは数も少なかったですし、明らかに変な日本語で書かれているため、見抜くのは比較的容易でした。
しかし、最近は手口が巧妙化しており一見普通のレビューに見えても、本当は不正・サクラレビューで、騙されて購入してしまったということが少なくありません。
あなたも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
こんな不正・サクラレビューに対し、Amazonもアカウントを一時停止にしたり、凍結にするなど色々な対応策を講じています。しかし、業者はさらに Amazonの裏をかこうとするため、イタチごっことなり、対策は十分とは言えないのが現実。
もはや、Amazonのカスタマーレビューは商品購入を決定する上での信用に値するものではないということです。
なのでと言って、もうAmazonは使わないというわけにはいきません。
むしろ今後ますます、Amazonを使用する機会は増える可能性が高いですし、業者もさらに巧妙な手口で不正・サクラレビューを投稿してくるのは間違いありません。
購入者自身が不正・サクラレビューを見抜くことが大事
そこで、今求められているのがAmazonでの購入者自身が不正・サクラレビューを見抜き、低品質の商品を掴まされないようにすること。
そんな需要に答えて、不正・サクラレビューを判定し、見抜くためのツールがいくつも登場しています。
ツールを使いこなして、不正・サクラレビューを判定し、見抜くというのは現代におけるITリテラシーと言えるかもしれません。
「もう、Amazonの不正・サクラレビューには騙されない」ためにも、ここでちゃんととツールの使い方を理解しておきましょう。
もちろん100%確実に見抜き、騙されないようになるわけではありませんが、すこしでもAmazonでの購入体験を向上させるためには非常に大事です。
Amazonの不正・サクラレビュー判定サービスおススメ
「レビュー探偵」
レビュー探偵はAndroidアプリ、Chrome拡張機能、Web版で使用できおる不正・サクラレビュー判定サービスです。
Amazonの商品名、キーワード、ページのURLを記入するだけで、レビューの信用度を最高のS(かなり信頼してよさそう)~最低のF(最も疑わしい)で表示し、さらに不正・サクラレビューを除外したより正確なレビュー(星・2など)を表示してくれます。
どれを使用しても構いませんが、最も使い安く高機能なWeb版がおススメです。
なでの今回はWeb版での使い方を説明します。アプリは使う必要はありません。
まず、 レビュー探偵 ~Amazonレビューのやらせ、サクラを見抜く~ のサイトにアクセス。
上記のような画面が出るので、一番上にある記入欄に、レビューを判定したいAmazonの商品名、キーワード、URLのどれかを記入し検索。
今回は「ワイヤレスイヤホン」というキーワードで検索してみました。
すると上記のようにレビューの信用度がすぐに出ます。
これはAmazonでの売れ筋順に並んでいますが、F評価がかなり多いです。レビュー探偵いわく、ワイヤレスイヤホンのAmazonでの売れ筋商品のレビューはかなり信用ならないということですね。
それぞれの商品を押すことで、詳細な評価やチェック可能。
レビュー探偵では他にも、
レビュー探偵での評価が高い順
レビューの信用度が高い順
Amazonでの評価が高い順
などにも並び変えて商品を表示することができます。
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「サクラチェッカー」
「サクラチェッカー」はWebブラウザで使用できる、不正・サクラレビュー判定サービス。
サクラチェッカーのページで対象製品のURLか商品名を記入し、「Go」ボタンを押すことで、
修正後のレビュースコア
「サクラ度」で表される注意度数
などが出ます。
ここまではレビュー探偵と代わりませんが、サクラチェッカーの最大の特徴は、判定の基準を詳細に教えてくれること。
怪しい日本語商品説明
レビューの投稿日が特定の日に集中している
レビューが高評価と低評価に2極化
日本人名のレビュアーが10%以上存在している
など、レビューの信用度を低下させている原因を詳しく知ることができます。
その他、
信頼性の高いレビュー
注意喚起してくれているレビュー
サクラだと思われる不正レビュー
ライバル社による悪質な低評価レビュー
なども表示してくれるときあり。それらのレビューにリンクもされているので、自分の目で判断することも可能です。
「ReviewMeta.com」
「ReviewMeta.com」は海外製の有名な不正・サクラレビュー判定サービスです。
アプリ版と拡張機能版もありますが、日本のAmazon.co.jpに対応しているのっはWeb版のみ。
他の2つのサービスに比べると、圧倒的に詳細なレビュー評価をみることができるのが最大の特徴です。
ReviewMeta.comのサイト
検索欄にAmazonの商品URLを記入するかコピペし、「GO」を押すと、不正・サクラレビューを除外したレビュースコアが出ます。
実は、 Web版もサイトの表記は英語ですが、 レビュースコアは数字なので全く問題ありません。
他に細かな判定基準が公開されており、
最も信頼できるレビュー
最も信頼できないレビュー
消去されたレビューの数
多くのレビュアーが同じ日だけで大量に投稿している
多くのレビュアーが同じ製品しか評価していない
レビューの文字数が統計的に偏っている
同じブランドの他の商品をレビューしている人がどれだけいるか
などの具体的な評価基準や問題点を教えてくれます。
ただし海外製サービスのため、怪しい日本語の文章などはちゃんとと検査されていないらしく、他の2サービスに比べて修正後のレビュースコアは若干高めに出ることが多いです。
あくまで、文章内容以外での評価と見ておきましょう。
・3つの不正・サクラレビュー判定サービスを組み合わせると最強
今回3つの不正・サクラレビュー判定サービスを説明しましたが、 商品によっては、全く異なる評価がされることが珍しくありません。
なので、できれば2つの以上のサービスを組み合わせて使用しましょう。
基本的には日本語に対応している
レビュー探偵
サクラチェッカー
の2つで判定するのがおススメです。
その他のAmazon不正・サクラ レビューを見抜く方法
ツールを使用した不正・サクラレビューの判定は便利ですが、それに頼らずともある程度は見抜くことができます。
以下で不正・サクラレビュー を見抜くための3つの方法をお伝えします。ツールと上手に組み合わせて、不正・サクラレビューを見抜きましょう。
短期間で高評価レビューが大量投稿されていないかを確かめる
Amazonの不正・サクラレビューの特徴として、短期間で大量のレビューが投稿されていることがあげられます。
なので、レビュー欄の投稿日をチェックして、レビューの投稿が特定の期間だけに集中しているときは不正やサクラによる投稿であると疑いましょう。
同じレビュアーが短期間で高評価レビューを大量投稿していないかをチェック
サクラのレビュアーは業者に雇われていることが多く、短期間に大量のレビューを投稿している可能性が高いのです。
レビュー投稿欄のレビュアーの名前を押すと、その人が他にいつ、どの商品に、どんなレビューをしているかをチェックできます。
もし、そのレビュアーが1日や数日で大量のレビューを、それも高評価ばかり投稿していたら、サクラと考えて良いでしょう。