LINEトーク引き継ぎで「復号されていない」エラーの原因、対処法、対策!【スマホ、パソコン】

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「復号しています」系エラーの対処法はない

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結論からいうと、「復号しています」「復号されていない可能性があるため表示可能でせん」といったエラーが発生してしまったトークメッセージを元通りに復元する方法はありません。


実ときに筆者がこのトラブルに見舞われたとき、アップデートやお互いのLetter Sealingオン・オフ切り替えなど、色々なことを試してみましたが解決に繋がるものはありませんでした。

さらに、最終手段としてLINE社に解決策を問い合わせたところ、「このエラーのトーク内容を出しることは可能でせん」との回答が。後述する「Letter Sealing」によって暗号化されたトークメッセージはLINE社でも復元できないのです。

時間が経つとエラーが解消されるパターンもあるようですが、定かではありません。エラーが発生しているトークの相手に現状を伝え、重要な部分だけ再送してもらうほかないと思います。

LINEで「復号されていない」エラーが表示される原因

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以降では、「復号しています」「メッセージが復号されていない可能性があるため表示可能でせん」系エラーが表示される原因として考えられる「Letter Sealing」について詳しく解説します。同じエラーを発生させないためにも、ぜひチェックしてください。

エラーの要因は「Letter Sealing」機能

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LINEでは、1対1トーク以外にも、グループトーク・複数人トークなどすべてのトークルームで「Letter Sealing(レターシーリング)」という機能がデフォルトで有効化されています。

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Letter Sealingとは、ユーザー間の通信内容を「暗号化」し、送信者と受信者以外メッセージ内容を解読できないようにする通信の方式のこと。

暗号を解く「暗号化キー」は各ユーザーに割り振られる固有のものなので、たとえメッセージ送受信を仲介するLINEのサーバーであっても、メッセージ内容を解読することはできません。

機種変更をするとLetter Sealingの「暗号化キー」が変わる

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LINEの安全性を高めるためのLetter Sealing機能ですが、機種変更時にはトークが復元できない要因にもなり得ます。


前述したように、Letter Sealingが有効化されたトークルームでメッセージを受信するには、各ユーザーにつき1つ割り振られた「暗号化キー」が必要。この暗号化キーは、機種変更をすると変わるという特徴があります。

通常は暗号化キーが変更されても問題ありません。しかし後述するように、メッセージが未読状態だったり、パソコンやiPadなど他端末のみで見ることしていたりする場合には、機種変更後の端末で特定のトーク内容が表示されなくなる可能性があるのです。

トークメッセージが復号されないエラーの発生を防ぐ対策

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LINEの「復号しています」エラーの原因がわかったところで、今後エラーが発生しないようにするのでの対策を解説します。

メッセージが未読状態のまま機種変更をしない

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まず気をつけたいのが、未読状態のメッセージを残したままトーク履歴を引き継がないこと。


しつこいようですが、機種変更後は暗号化キーも変更されます。Letter Sealingが有効になっているトークにおいて、旧端末で受信した未読メッセージは旧端末の暗号キーでしか解読できないため、新端末ではエラーになってしまう可能性があるのです。

確実にトーク履歴を引き継ぐには、未読メッセージを残さないことが重要です。


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パソコンなどのサブ端末でやりとりメッセージはスマホ版でもチェックしておく

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サブ端末でやりとりメッセージは、スマホ版LINEに自動で同期される仕組みです。

しかし、サブ端末でやりとりしたメッセージをスマホ版LINEで1回もチェックしないまま機種変更をすると、暗号化キーの変更により新端末で見ることできなくなる可能性があります。

また、スマホ版LINEでLetter Sealingがオンになっていると、パソコン版LINEのトーク画面に上のような本人チェックを求めるメッセージが表示されることも。

この場合、表示された6桁の番号をスマホ版LINEに記入して本人チェックを済ませれば、Letter Sealingがパソコン版でも有効化され、トーク機能を使用可能なようになります。

なお、Letter Sealingを解除するには、スマホ版LINEからの設定が必要です。

iTunesiCloud経由でバックアップ・復元しない

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現在、LINEのトーク履歴のバックアップ・復元はiOS端末では「iCloud Drive」、Android端末では「Googleドライブ」の使用がそれぞれおススメされています。

iTunesiCloud経由のバックアップ・復元は、LINEのサポート外の操作です。Letter Sealingのトラブルを含め、正常にトーク履歴の引き継ぎができない可能性があります。

iTunesiCloud経由によるLINEの引き継ぎは、なるべく避けたほうが無難と思います。

一時的にLetter Sealingをオフに設定する

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機種変更のときにLINEが長時間使えなくなるようなパターンでは、その間に送られてきたメッセージの見ることが可能でせん。

そのような場合、一時的にLetter Sealingをオフに設定しておくといいと思います。Letter Sealingが無効化された状態なら、機種変更中に届いたメッセージを機種変更後の端末でチェック可能です。
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Letter Sealingをオフにするには、「ホーム」タブの設定ボタンからプライバシー管理へと進みます。

「Letter Sealing」の項目にあるスイッチをオフに切り替えればOKです。