「eSIM」メリット、デメリット! 【iPhone、スマホ、海外、デュアルSIM、ギガ追加、ローミング】

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eSIM

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現代では、スマートフォンは欠かすことのできない必需品です。日常生活ではもちろん、海外旅行などにも必ずスマホは所持していくかと思います。しかし、海外旅行に行く場合は「通信料」などを気にかけなければなりません。

そのような場面で活躍する、「eSIM」の存在を皆さんはご存知と思いますか。今回の記事では、eSIMとは何のことなのか、またeSIMのメリットやデメリットを徹底説明していきます。

iPhoneでは徐々に浸透率が上がってきているもののまだeSIMのことを詳しくしっている人は多くはありません。今回の記事で、eSIMのことを把握していきましょう!下記項目から、eSIMの説明をおこなっていきます。

埋め込み型のSIM

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eSIMとは、「embedded Subscriber Identity Module」の略称です。”e”の部分である「embedded
」は、埋め込みという意味をもつ単語です。要するに、eSIMとは、「埋め込み型」のSIMのことを指します。

従来のSIMは、SDカードのような小さいSIMカードを挿入する形が通常でした。埋め込まれることによって、SIMカードの抜き差しをおこなうといった必要がなくなります。

このeSIMがはじめて登場したのは2017年の5月。ドコモの「dtab Compact d-01J」がはじまりでした。次第にiPhoneにも対応していくようになり、徐々に広まりつつあります。

通常のSIMカードとは別に使用可能

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eSIMは、通常のSIMカードとは別に使用することも可能です。

現在ではiPhone機種の多くにこのeSIMが対応されていますが、通常のSIMカード挿入口もあるため別々に使用することが可能なのです。使用の仕人は色々と考えられそうです。

そもそもSIMって?

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「そもそもSIMってなに?」と疑問に思う方もいると思います。SIMとは、モバイル通信を使用するときは必須のものです。従来までのものであれば、「SIMカード」と呼ばれる小さいカードに通信プランや電話番号などの情報を書き込むのが普通でした。

SIMがなければ、私たちは電話番号を持つこともできなければ、モバイル通信を使用することも可能でせん。Wi-Fiがあればネットは使えるものの、それだけでは「携帯電話」の役割を果たすことができなくなってしまいます。

eSIMという新しいSIM規格が登場したことで、新しいスマホの使用方法が生まれた今、それぞれのメリットやデメリットをちゃんととチェックしておく必要があると思います。

はじめに、eSIMとは一体どういうものかという点についてを説明しました。eSIMについて、そしてSIMについて理解を深めることはできたと思いますか?

スマートフォンの使用には欠かすことができないSIM規格。このeSIMの登場により、スマホの使用幅はさらに広がっています。続いては、eSIMを使用する上での「メリット」についてを説明していきます。

次の項目でメリットをチェックし、どいった使用方法が可能なのかを把握していきましょう。ぜひ次の項目もご覧ください。

eSIMのメリット

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上記では、「eSIMとは何か」についてを具体的に説明いたしました。埋め込み型のSIMであること、そして従来のものはカードタイプが普通であったことが分かったかと思います。

続いては、eSIMを使用することで得られる「メリット」についてを説明していきます。埋め込み型のSIMであるeSIMは、SIMとはどういった違いがあるのと思います?

また、その違いによるメリットをちゃんととチェックしておくことで、どっちを使用した方が自分自身にとって良いか判断することが出来るかと思います。下記項目でチェックしていきましょう。

情報をユーザー自身で書き換えられる

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eSIMとは埋め込み型のSIM規格。要するに、カードの抜き差しをおこなうことがありません。ではどうやってeSIMに情報を書き込むのか?という疑問が出てきます。

eSIMは、SIMに情報を登録するのでの操作をおこなえば「自分自身でも」情報の書き込みが可能なのです。しかも、eSIMであれば通信プランなどの情報は書き換えをおこなってもOK。

以前であれば、SIMカードひとつにひとつの情報が原則でした。しかしeSIMでは情報を上書きすることが可能なため、後から通信プランを変更することが可能です。そしてこれは、海外旅行等でもとても役立ちます。

海外で使用する時に素早く現地キャリアに切り替えられる

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従来のSIMであれば、海外に行く場合そのまま行ってしまうと後から「高額の通信費用」がかかってしまいます。それを回避するのでに色々と手続きをおこなったりする必要がありました。

しかし、eSIMであればそんな海外旅行でも安心です。海外に行く場合は、日本の通信プランから現地の通信プランに素早く切り替えることが可能です。自分自身で海外の通信プランに変更するので、書き換え操作を行えば良いのです。

海外でも安心して使用することがeSIMでは可能。日本に戻る時は、日本の通信プランに書き換えればそれでOK。この点はとてもメリットが高いコツと思います。

iPhoneならデュアルSIMにも対応

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iPhoneであれば「デュアルSIM」にも対応。SIMを2つ同時に使用することも可能です。eSIMもちろん、デュアルSIMで使用することが可能です。

デュアルSIMを使用することで、プライベートと仕事でスマホを2台持ちにする必要等がなくなります。一台のスマホで切り替えが可能なので、そのような使用方法をしたい方にもおススメ。

eSIMとデュアルSIM、自分自身の使用方法に合わせた使用方法があるようです。iPhoneユーザーの方であれば、ぜひ詳細を把握して使いこなしてほしいところ。

ギガ追加が割安

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また、eSIMなら「ギガ追加」の費用が割安になります。通常のSIMよりも、約5分の1は安くなるのです。なので、通信プランをより安く抑えたいという方にもeSIMはおススメなのです。

毎月のデータ容量がなくなった時も、そこまで高値ではないため手軽にギガを追加可能です。この点はとても魅力的なのではないと思いますか。ギガを使いきってしまい、通信制限をそこまで我慢する必要もありません。

5分の1までギガ追加費用が抑えられているなら、月の予算範囲内にも収まると思います。ギガについてお悩みの人は、eSIMの使用を考えてみてはいかがと思いますか。

国際ローミングが割安

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そもそも、eSIMとは海外にいった時に通信費用を抑えられるようにと搭載された規格。大手キャリアで提供している国ときローミングを使用するよりも、eSIMで直接契約する方が、使用方法次第では割安になります。

大手キャリアの国ときローミングも、以前に比べれば安くなった方ではあります。しかし、十日も使えば通信費用は10,000程度はかかると思います。

eSIMを使用することで、より海外での通信料を抑えることが可能なと思います。仕事で日本と海外の行き来が多いという方にはおススメです。

eSIMのメリットについてをそれぞれ説明していきました。海外に行く時は、日本の大手キャリアで手続きをおこなうよりeSIMで直接海外のキャリアと契約した方がお得。

海外旅行、また仕事で海外に出張することが多いという方にはぜひ、埋め込み型のeSIMの使用を検討してほしいところです。

しかし、メリットだけ見るととても利便性の高いeSIMですが、デメリットと言える点ももちろんございます。使用する前に、デメリットのチェックもおこないましょう。

eSIMのデメリット

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上記では、eSIMの「メリット」についてを解説しました。通信費用を安く抑えられる可能性があるeSIM、ギガ追加費用も割安という点がとても魅力的です。

しかし、eSIMにもデメリットは存在します。使用する前に、デメリットをよくチェックする必要があると思います。この項目では、eSIMのデメリットについてを解説。

下記項目で、eSIMのデメリットのチェックをおこないましょう。

日本の大手キャリアは及び腰

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eSIMのデメリットとしてまず挙げられるのは、日本ではまだ使いづらいという点です。日本の大手キャリアは、eSIMに対してまだ消極的。簡単にキャリアの切り替えが可能なのは、日本キャリアにとっては危惧すべき問題なのと思います。

格安SIM等が流行っている日本では、キャリアの囲いこみが激しい傾向にあります。このことが、日本でのeSIM浸透率を下げている要因となっているのです。

今は大手キャリアの競争率が高いですから、徐々にeSIMの認知度は上がっているもののまだまだ浸透するには時間がかかりそうです。

初期アクティベート機種が限られている

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また、eSIMは「初期アクティベート機種」が限られているという問題もあります。eSIMの機能をアクティベート可能な対応端末は、現時点だととても少ないです。

対応機種については後ほど詳しく解説しますが、現時点ではiPhoneの一部のみにしか対応していないことを覚えておきましょう。

アクティベート機種が限られているという点も、浸透率が上がらない要因のひとつと思います。これらのデメリットが、後々の課題点となりそうです。

eSIMを使用する上でのデメリットについてを解説いたしました。とてもメリットの高い埋め込み型SIMですが、日本で使用するにはまだまだ上記のデメリットが邪魔をしてしまいます。

今後これらのデメリットが改善されていくのを望むほかありません。それでも。対応機種等に問題がなければeSIMを使用しても良いと思います。

次の項目では、eSIMの書き換え技術についてを説明していきます。書き換え技術や、それらのメリット・課題点についてなどをチェックしていきましょう。

eSIMの書き換え技術

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上記では、eSIMの「デメリット」についてを説明していきました。日本での浸透率が低い要因、使用する上でデメリットとなる内容のチェックは可能でしたと思いますか。

続いては、eSIMの書き換え技術についてを説明していきます。SIMのISIMを書き換える技術は複数存在します。ある会社が独自に開発した技術や、標準規格のものなど同様に見えてもそれぞれの仕組みは異なるのです。

それらについてのメリットや課題点をこの項目では説明していきます。下記項目でチェックしていきましょう。

マルチIMSI

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まず説明していくのは、「マルチIMSI」。通常のSIMでは、中に1つのIMSIが格納されています。それに対し、マルチISIMは複数のIMSIが保存されているのです。

マルチIMSIでは、ネットワークによって異なるIMSIが使用されます。あらかじめSIMに保存されたIMSIを切り替えて使用するという仕組みになっているためSIMの書き換えが可能なという訳ではありません。

eSIMのように、新しいIMSIを自分自身で書きこめたりするわけではないので要注意です。

クラウドSIM

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続いて説明していくのは、「クラウドSIM」。クラウド上にIMSIが存在しており、それを使用したいスマートフォンにダウンロードする仕組みで利用されているものです。

クラウド上に情報があるため、インターネット環境がない場所では情報のダウンロードをおこなうことが可能でせん。なので、クラウドSIM搭載の端末には、あらかじめダウンロード用のIMSIが内蔵されていることが多いようです。

ダウンロードするという時に、内蔵されているIMSIを利用してインターネットに接続する仕組みになっています。

GSMA標準eSIM

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続いて説明していくのは、「GSMA標準eSIM」。まず、GSMAとは世界の携帯電話事業者、メーカーなどが参加している団体のことを指します。

GSMAでは書き換え可能のSIM標準規格を定めており、標準に基づいて開発された端末であれば使用することが可能の技術。この技術では、eSIM内に「eUICCプロファイル」を複数保存することが可能。

eUICCのダウンロード・切り替えは、スマートフォンに搭載されているLPAという機能を用いておこなわれます。これについては、インターネットを使用してダウンロードをおこなう必要があります。


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それぞれのメリット、デメリット(課題)表

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似た働きをしながらも、仕組みがそれぞれ異なるこれらの技術は、もちろんそれぞれでメリットや課題点などが違います。下記表でチェックしましょう。

メリット 課題、制限
マルチIMSI 端末側に特別な仕組みを必要としない あらかじめSIMに登録されたIMSIしか使用することができない
クラウドSIM IMSIのダウンロードを含めて機能がパッケージ化されている 特定のメーカー技術に依存してしまっている
GSMA標準eSIM 複数のeUICCの切り替えが可能であり、メーカー依存もない 特定の機種にしか対応しておらず、QRコードの入手にも時間がかかる。プラットフォームの不十分の現状。

それぞれの技術について、詳細やメリット、課題点などはチェック可能でしたと思いますか。それぞれ似た働きを持ちながらも、どのようにして動いているかなどの仕組みが変わってきます。

情報のダウンロードにインターネットが必須であったり、特定のメーカーに依存してしまう技術もあったり、自分自身にとっては不便になるコツ等もあったのではないと思いますか。

GSMA標準eSIMについては、対応機種など上記でも挙げたデメリットが課題点として挙げられていました。次の項目では、対応機種についてを説明していきます。チェックしましょう。

eSIMの対応機種

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上記では、eSIMの書き換え技術についてを解説しました。技術の詳細やメリット、それぞれの課題点などは把握可能でしたと思いますか。

続いては、eSIMの最大の課題点である「対応機種」についてを説明していきます。eSIMに対応している機種は徐々に増えつつありますが、それでもまだ多いとは言えません。

eSIMを使用してみたいという人は、まずどの機種に対応しているのかをチェックする必要があります。下記項目で、対応機種をチェックしていきましょう。

iPhone XS、XS Max、XR

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まず対応しているのは、最新の「iPhone」。eSIMは日本だと2017年からスタートしており、それ以降に登場しているiPhoneには大体搭載されています。

iPhoneは積極的にeSIMを搭載しており、今後発売されるであろう機種にもeSIMは組み込まれていくと思います。iPhoneユーザーの方比較的、eSIMを使用しやすいと思います。

また、eSIMの埋め込みがおこなわれているのはiPhoneだけではありません。

iPad Pro 2018年モデル

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iPhone以外にも、iPadにもeSIMが埋め込みされています。「iPad Pro」の2018年のモデルはeSIMに対応しており、タブレットでもeSIMの書き込みによって通信プランを使用可能なように。

今後新たなモデルのiPadが登場するのであれば、そのiPadにも恐らくeSIMが埋め込みされていると思います。

Apple Watch Series 3

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そして、Apple製品では「Apple Watch」にもeSIMが搭載されています。Apple Watch Series 3にeSIMが搭載されており、使用方法次第ではこのeSIMを使用して通信プランを設定しても良いのかな、と思います。

dtab Compact d-01J

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続いては、dtab Compact d-01J。こちらはdocomo初となるeSIM搭載タブレットです。メーカーはHuaweiで、nanoSIMも使用可能なのが特徴。

埋め込み型のeSIMも使用できれば、通常のnanoSIMも使用可能なためユーザーから見れば一見「通常のSIM規格」のように見えます。

埋め込み型のeSIMが搭載されている機種をそれぞれ解説しました。対応機種の中に、自分自身が利用しているものや今後買い替えようか悩んでいた機種などはあったでようか。

iPhoneでは積極的にeSIMを搭載しているものの、Android機種で対応しているのはdocomoから出ているタブレットだけ。Androidで浸透していくのは、まだ先のようです。

iPhoneユーザーであれば、機種次第では実ときにeSIMを使用することが可能です。次の項目では「使用方法」についてを説明していきます。

eSIMの使用方法

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上記では、eSIMに対応している機種をそれぞれ解説いたしました。まだまだ使える機種は少なく、今後eSIMの対応が多くなっていくのを期待したいところです。

続いては、実ときにeSIMを使いたい方のためにeSIMの「使用方法」を解説。eUICCプロファイルのダウンロード方法などを説明していきます。

eSIMを使用したい場合、まず最初はSIMロックを解除するなどの事前用意もございます。デュアルSIMで活用したい場合は、下記リンクに詳細が記載されているのでぜひごチェックください。

SIMロックを解除する

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eSIMを使用したい人は、まずSIMロックの解除をおこなう必要があります。大手キャリアで端末を購入する場合、SIMロック解除にも条件がございます。

購入してからの経過日数などが条件になりますので、事前にキャリアによるSIMロック解除の条件をチェックしておく必要があると思います。

auなどの大手キャリアでは、条件をクリアしていればインターネット上でもSIMロック解除の手続きが可能です。(上記画像参照)ぜひ1回、契約しているキャリアのサイト等でチェックをおこなってみてください。

初期化でロック解除終了

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キャリアでSIMロック解除の手続きが終了したら、1回端末を「初期化」しなければなりません。初期化することで、SIMロック解除が完全に終了します。

eSIMに切り替えたい時はSIMロック解除をおこない、1回初期化をおこなってください。そのとき、端末上のデータのバックアップをとるなど必要となる操作を忘れないよう気を付けましょう。

プランを契約してQRコードを読み込む

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SIMロックの解除ができたら、次はeSIMで情報の書き込みをおこなっていきます。eSIMによる契約プランを提供しているキャリアを探し、そのキャリアから提供されたQRコードを読み込むことで書き換えが可能です。

あるいは、「アプリ」を用いて情報を書き換えることも可能です。eSIMと検索すると、eSIMの書き込み用アプリがヒットするので、そちらで契約・書き込みをおこなうことが可能なのです。

お好きな方法で契約、書き込みをおこなってください。

eUICCプロファイルのダウンロード

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上記の項目で、eSIMの書き込み技術を解説しましたが、その中で「eUICCのプロファイルダウンロード」が必要になることを説明しました。

eUICCのプロファイルダウンロードをおこない、eSIMの回線設定へと進みましょう。

主回線と副回線の設定

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eUICCのプロファイルダウンロードが終わったら、次は主回線と副回線の設定です。iPhoneのデュアルSIMにeSIMを活用したいのであれば、プランの使い分けをおこないましょう。

eSIMを使いたい場合の事前用意、設定方法を解説しました。SIMロック解除さえおこなえれば、後は案外簡単にeSIMによるプラン契約・設定が可能です。

デュアルSIMにも対応しているため、個人に合わせた使用方法が可能なと思います。次の項目では、eSIMの海外事例を説明していきます。

eSIMの海外事例

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上記項目まででは、日本によるeSIMの現状や使用方法を解説しました。現時点では、まだまだ課題点の多いeSIM規格。そこで、eSIMの利点を生かした「海外事例」についてをこの項目では説明していきます。

海外ではどのようにeSIMが広まりつつあるのか、チェックしていきましょう。

PixelシリーズとProject Fiの組み合わせ

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Googleが発表したスマートフォン、「Pixelシリーズ」と、「Project Fi」の組み合わせが海外での一例です。Pixel 2とProject Fiをセットで契約し、初期アクティベートをすることでeSIMに情報の書き込みが行われます。

このセットを使用すると、国外に行ったときに到着した時点で現地のキャリア切り替えをおススメするポップアップが表示されます。ワンタッチで現地のキャリア情報が書き込まれる仕組み。

海外ではすでにこのような便利なeSIMの使用方法が広まりつつあるのです。

eSIMの課題

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eSIMの海外事例についてを解説しました。日本にはまだない便利なシステム。しかし、日本ではまだまだeSIMの課題点が目立ちます。

最後の項目では、eSIMの「課題点」についてを解説します。

QRコードの入手に手間がかかる

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上記の使用方法では、eSIMで情報を書き込むときは「QRコード」を用いることを説明しました。このQRコードですが、契約してから提供されるまでに時間がかかってしまうのです。

日本ではまだeSIMが浸透していないので、そのような点が原因かもしれません。eSIMの最大のメリットである、手軽にユーザーが情報を書き換えられるという点がこれでは半減されてしまいます。

プラットフォームが不十分

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そして、プラットフォームが未だ不十分という点もeSIMの課題点です。プラットフォームに関しては、大t絵キャリアが提供しているeSIMのプラットフォームを、MVNOでも使用可能なように・・・と一部企業では動きがあるようです。

今後改善されていくのを期待しましょう。

ここでは、「eSIMとは何か」という点を記事にまとめました。いかがでしたか?格安SIMなど、さまざまなスマホの使用方法が多くなってきている中、eSIMが今後どのように広まっていくのか。

とてもメリットの多いSIM規格なので、今後の活躍が期待可能なSIMです。デメリットや課題点がまだまだ日本では目立ちますが、徐々に改善されていくと思います。