WindowsのiTunesで音楽が再生できない
Windows版iTunesで音楽が再生できない不具合は、誰にでも起こりうるものな可能性があります。
では、いったいWindowsのiTunesで音楽を再生できない場合というのはどういう場合なのか、その説明から入りましょう。
再生ボタンを押してもシークバーが動かない
シークバーというのは、動画や音楽などを、どのあたりまで再生しているかを示すスライダーです。そのスライダーのどのあたりまで進んでいるかで、どこまでそのメディアが再生されているかが分かります。
再生ボタンを押してもシークバーが動かない、というのは、再生すると、三角の再生マークが一時停止のマークになる状態になりますが、それでもシークバーが動かない、という場合です。
要するに、iTunesで再生できない=音楽が流れない、と考えてもらってもいいと思います。
再生ボタンを押しても音が出ない
なので、この項の話も上記のシークバーが動かない状態の延長線上の話になります。もちろん、iTunesでシークバーが動かない以上、再生ボタンを押しても音は出ないと思います。
また、iTunesでシークバーが動かない状態ではないのに音が出ない、という状況ももちろんあります。
ほかにもiTunesで再生できない場合というのはあると思いますが、主に上記二つがそれにあたると考えられます。シークバーが動くにしろ動かないにしろ、iTunes再生できないのは事実です。
これらの状態から察するに、パソコンのほうの問題というよりもiTunes自体が原因で再生できない、という場合が高いです。
再生できない時の対処法「再起動」
では、iTunesで音楽が再生できない場合の対処法についての話に進みましょう。
他のプロセス
iTunesで再生できない場合の対処法として、iTunesとは別に開いているソフトフェアーー要するにプロセスを終了する方法もあります。
他のプロセスを終了する
iTunes以外のほかのプロセスというとイメージしにくい場合もあるかもしれませんが、簡単に言ってしまえばほかに開いているアプリケーションのことです。
それがGoogle ChromeだったりFirefoxだったり、はたまたMicrosoftのWordやExcelだったりと、それぞれの使用状況によって異なると思います。それらすべてを、iTunesを残すように閉じてみてください。終了方法は基本的に右上の×印を使用すればOKです。
タスクマネージャーでの操作方法
右上の×ボタンで閉じることができない場合(アプリケーションがフリーズして動かない場合など)は、タスクマネージャーで閉じてください。
これはiTunesの強制終了のときにも解説したものとやり人は同様で、CtrlキーとAltキーとDelキーを一緒に押し、タスクマネージャーを選択すれば開くことが可能です。
終了方法も同様で、終了したいアプリケーションを選び、右押して「タスクの終了」を選択することで可能です。
オーディオ設定
iTunesで音楽を再生できない場合の対処法の一つとして、Windowsのオーディオ設定を変更することで曲を再生可能なようになる場合もあります。
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Windowsのオーディオ設定を変更する方法
Windowsのオーディオ設定の変更は、コントロールパネルから行います。
以下はWindows8、1の場合です。コントロールパネルを開き、「ハードウェアとサウンド」→「サウンド」を開きます。
するとまず「再生」タブの中に「スピーカー」の項目があるので、そこで右押し、「プロパティ」を開いてください。
そのうち、「詳細」タブを開くとビットレートの設定を選択可能ですので、そこで「24ビット、44100Hz(スタジオの音質)」にしてみましょう。
「テスト」ボタンを押して音が出るかチェックしてみましょう。音が出たのであれば、「適用」を押した後「OK」を押します。
iTunesを起動しているのであれば1回iTunesを終了させ、再び立ち上げてみてください。これで再生することができたのであれば、問題解決です。
曲
iTunesで音楽を再生できない原因にはiTunesやパソコンの問題ではなく、楽曲ファイルに問題(破損)がある場合もあります。そういう場合は、破損している購入済み(もしくは取り込み済み)の楽曲をいったん消去し、再ダウンロードすることで解決することが可能です。
曲の破損が原因でiTunesで音楽を再生できない場合の対処法の詳細について説明していきましょう。
音楽ファイルが破損している
音楽ファイルが破損していると、その曲を再生することは可能でせん。iTunesの場合以外にも、音楽再生ソフトであっても、購入済みのものであれCDから取り込んだものであれ、楽曲ファイルの破損で再生できないのは同じです。
こういった場合、破損した楽曲ファイルを1回パソコンから消去し、ストアから破損していた楽曲と同じものを再ダウンロードしていただくほかありません。自前で破損ファイルを直そうとするよりもそのほうが確実ですし安全です。
購入済みの曲を消去し再ダウンロードする
CDで取り込んだものであったり、iTunes Storeで購入済みのものであったり、曲の取り込み方法はそれぞれ異なると思います。しかし、購入済みのものであれCDなどから取り込んだものであれ、楽曲ファイルが破損している場合の対処法は、消去方法までは同様です。
ここでは購入済みの楽曲が破損している場合を前提に説明していますが、CDなどの楽曲を取り込み直す方法は最初に取り込んだ場合とやり人は同じですので、詳細は割愛します。
ライブラリで消去したい曲を選び、その上で右押してメニューを出します。そして「ライブラリから消去」を選びましょう。
ただし、これだけだと「ライブラリから消去」しただけですので、パソコン内に破損した楽曲データは残ったままです。楽曲ファイルは、特にデフォルトのまま変更していないのであれば「ミュージック\iTunes\iTunes Media」に保存されています。
その中から消去したい曲を探し出し、それを消去(ゴミ箱に入れる)してください。
iTunes Storeで購入済みのものであれば、再度購入しなくても再ダウンロードは可能です。
iTunesを開き、サインインしていない場合は、Apple IDでサインインしましょう。iTunesのメニューバーから、「アカウント」→「買った項目」を選び、iTunesの画面中央右部分にあるメニューで再ダウンロードしたいもの(映画、テレビ、ミュージック)を選びます。
ここでは音楽が流れない場合ですのでミュージックを選択することになりますね。
購入済みのミュージックのうち、iTunesに再ダウンロードしたい曲を探して、その右上隅の雲マークを押してください。すると、楽曲がiTunesのライブラリにダウンロードされます。
再ダウンロード後、iTunesで再生してみて音が流れれば、正常な音楽ファイルの再ダウンロードが終了したということになります。