iCloudのストレージプランアップグレード方法【iPhone、スマホ、iPad、容量、費用、メリット】

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iCloudのストレージプランアップグレード方法

iPhoneiPadでは、iCloudというクラウドサービスを使用する事が出来ます。本体の容量とは別で、クラウドに重要なデータや写真、任意のファイルを保管する事が出来るサービスです。

しかし、iCoudがあれば無限にデータを保管出来るわけではありません。必要な容量を自分自身自身で決め、有料プランへのアップグレードが必要であれば検討しなくてはなりません。

ここではiCloudのストレージプランの容量別の選び方の目安や、プランをアップグレードする方法とメリットをご解説させて頂きます。

iPhoneiPadでアップグレードする手順


これからご解説する手順は、iPhoneiPad共通です。

まず、ホーム画面から「設定」アプリを開きます。

設定アプリを開いたら、一番上に表示されているApple IDの部分を押します。

iCloud」の項目を押します。

「ストレージを管理」の項目を押します。

「ストレージプランを変更」を押します。

アップグレードしたいストレージプランを押して選びます。

ストレージプランを選びたら、画面右上の「購入する」を押します。これで、iCloudのストレージプランのアップグレードが終了しました。

既にストレージプランを購入している場合も、同様な手順で別のプランにアップグレード、又はダウングレード出来ます。

iCloudのストレージプランの費用


次に、iCloudの各ストレージプランの容量と費用をご解説します。

容量と費用

2019年4月現在のiCloudストレージプランは、下の表の通りです。

容量 月額      
5GB 0円

50GB |130円|
200GB |400円|
2TB(=2000GB) |1300円|

iCloudでは、アップグレードをしなくても無料で5GBのストレージを使用する事が出来ます。こちらは購入の手続きを踏まなくても、iCloudにサインアップしていれば使用可能です。

また、50GB、200GB、2TBのプランにアップグレードする費用は月額ですので、表の費用を毎月支払う事になります。

iCloudのストレージ容量の目安と選び方


iCloudにはデフォルトで無料のストレージプランが付与されており、更に3つのストレージプランにアップグレード出来る事が分かりました。

では一体、どのストレージプランにアップグレードすれば良いのと思いますか。ここからはiCloudストレージプランの選び方の目安をご解説致します。

まず最初は写真や動画の容量を知る


iPhoneのストレージを圧迫する原因の多くは、撮り溜めた写真やビデオであると考えられます。

iCloudのストレージプランの選び方を知る目安として重要なのは、アップグレード云々よりもまずiPhoneで撮影した写真やビデオの容量を知る事です。

iOS11から採用された形式「HEIC」


iOS11より前のiPhoneiPadで撮影した写真は全部「JPEG」形式で保存されていましたが、iOS11からは新たに「HEIC」という形式で保存出来るように変更されました。

このHEICという形式はとても効率的で、JPEGのおよそ半分の容量で写真を保存出来ます。即ち保存可能な写真の枚数を、倍近くに増やす事が出来るという事です。

手持ちのiPhone 8で4枚の風景写真を撮影して容量をチェックしてみたところ、HEICでは1枚につき0、8MB~1、5MBという容量でした。JPEGの場合はおよそ倍になりますので、3MBを超える写真もあると思います。

保存形式をHEICに変更したい場合は、設定アプリを開いて「カメラ」→「フォーマット」→「高効率」の順に項目を押して下さい。

ビデオは撮影サイズを選べる


iPhoneの標準カメラでは写真の撮影サイズは変更出来ませんが、ビデオの撮影サイズは変更する事が出来ます。設定アプリから「カメラ」→「ビデオ撮影」と押して設定します。

これはデータ容量と動画の撮影サイズの兼ね合いを自分自身自身で決められるというメリットになりますね。

設定画面の注釈から抜粋すると、1分間のビデオを撮影した時、最も容量の少ない設定(720p HD、30 fps)で40MB、デフォルトの設定(1080p HD、30 fps)で60MBになるようです。

更に、4K画質の一番軽い設定(4K、24 fps)では135MB、最も重い設定(4K、60 fps)で400MBとなります。


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保存する写真やビデオはどのくらいか


写真やビデオの容量の目星がつけば、自ずとアップグレードしたいストレージプランも分かってきます。例えば、ひと月で400枚のHEIC形式の写真と、デフォルト設定(1分60MB)の動画を120分撮影して、iCloudに保存したいという場合。

写真1枚を1、5MBと仮定すると、1、5MB×400枚(写真)+60MB×120分(動画)=7800MB、要するに7、8GBになります。

では一体どのストレージプランで、iCloudで7、8GBのデータの管理をすれば良いのと思いますか。ストレージプランの選び人は、iCloudを使用する目的によって違いがあります。

保管目的の場合いつまで保管しておくか


10年、20年を目安に長期間に亘ってiCloud上に写真やビデオ等を保管しておきたいのであれば、ストレージは一番多い容量の2TBに増やすと最もメリットが大きいかもしれません。

しかし、企業から提供されているサービスである以上、iCloudがいつ終了するかは分かりません。データの保管が目的で、パソコンをお持ちであれば、iCloudドライブを使用してパソコンのHDD(ハードディスク)にこまめにデータを移すのがお勧めです。

こまめにiCloudのストレージからHDDにデータを移せる場合は、極端ですが無料の5GBのストレージプランでも運用出来なくはありません。iCloudのストレージがパンクする前に、HDDにデータを移動してiCloudを空にすれば良いわけです。

共有するデバイスで使用するか


iPhone以外にも、iPadMacbookでもiCloudiCloudドライブ含む)を使用してデータを共有したい、という場合は、有料プランにアップグレードする必要があるかもしれません。

写真だけであれば、上述のHEIC形式で1枚を1、5MBと仮定すると、無料のストレージプラン(5GB)でも3333枚保存出来るという事になるので一見アップグレードせずとも十分なプランのようにも思えます。

しかし、1分で40~400MBの容量にもなるビデオや、5分程の曲で約8MBの容量になるミュージック等、大きなデータを保存する機会が多いのであれば、5GBのプランでは満足に活用出来ない可能性があります。

50GBプランは130円とリーズナブルに感じられますが、200GBプランは400円、2TBプランは1300円と、容量を増やすと費用も高くなってしまいます。毎月支払うには安くない金額ですよね。

ストレージを増やすメリットと、妥協可能な費用のバランスを見極める事もとても大事です。

iCloudのストレージを増やすメリット


ここまでプランの選び方と目安について細かいお話をさせて頂きましたが、最後にiCloudのストレージプランをアップグレードするメリットをお伝えしたいと思います。

容量を気にしなくて良い


iCloudを使用する目的がどのようなものであっても、容量に余裕のあるストレージプランにアップグレードすれば精神的にはとても楽になります。

使用中のプランのストレージの容量を気にしてビデオ撮影を途中で切り上げる必要はなくなりますし、こまめに写真を消したりビデオの設定を変更したりという面倒な作業もあまり必要なくなると思います。

Macとの連携がスムーズに可能


同一のApple IDでiCloudにログインすれば、Safariのブックマークやログイン情報、Apple純正アプリに保存されている情報等がMacに連携されます。

また、iCloudドライブを使用してドキュメント等のファイルも端末間で簡単に見ること・編集をする事も出来るのです。

ファイルのやり取りが多くなると、無料の5GBプランでは容量が足りなくなり、プランのアップグレードを検討するパターンが多いと思います。

他にもiPhoneで登録したスケジュールがMacにも反映されていたり、Macで登録したメモがiPhoneにも反映されていたりと、複数のApple製品を所持している人はiCloudをとても重宝するのではないと思いますか。

故障のときに安心


もしかしたら「iCloudがあって良かった」と最も感謝されるシーンは、iPhoneが故障した時かもしれません。iPhoneではデフォルトでiCloudへの自動バックアップがオンになっています。

バックアップの対象は写真や連絡先、カレンダーやメモに、キーチェーンやWallet等全部で25項目以上です。LINE等のApple製品でないアプリもいくつか対応しています。

これらのバックアップが定期的にiCloudに作成され、万が一故障に見舞われ新しいiPhoneに急遽替わったとしても、保存されている情報を復元する事が出来ます。とても有用ですので、基本的には自動バックアップをオンにしておくのがお勧めです。

トークアプリを使用していたり、Apple純正アプリも含めてバックアップデータが多い人は、プランをアップグレードしてストレージ容量を増やすのもお勧めです。


ストレージプランのアップグレード手順と同様に、設定アプリを開き、Apple IDが表示されている部分を押し、更に「iCloud」を押します。

バックアップ項目の一覧を下へスクロールし、「iCloudバックアップ」の項目を押します。

iCloudバックアップ」の行にあるスイッチを押してオン(緑色)にします。これで自動バックアップの設定は終了です。

自動バックアップは、iPhoneが電源に接続されている且つ、ロック状態で、Wi-Fiに接続されている場合に行われます。

まとめ

ここでは、iPhoneiPadiCloudのストレージプランをアップグレードする方法と、アップグレードするメリット・目安や容量別のプランの選び方をご解説しました。

iCloudを活用する事で、Apple製品の使い勝手は全く異なるものになります。必要な情報が素早く他の端末に同期され時間短縮になるので、他の作業をする時間も増やす事が出来ますね。

是非、ご自分自身自身に合ったプランを選んでiCloudを使いこなしてみて下さい。